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結果発表
新型ランドカーで超絶まちづくりを実現する、突き抜けたアイデアとは?
【主催】INSPIRE 【共催】ヤマハ発動機
まちノリ☆ラボでは「まちノリ☆WEB大喜利 2020」を企画し、2020年3月〜4月にかけて「着せ替え可能な新型ランドカーで超絶まちづくり」を実現する突き抜けたアイデアを募集しました。
日本全国から「366件」にも及ぶエクストリームなアイデアが集まりました。エントリー頂きました全ての皆様に感謝申し上げます。審査の結果、上位5%に相当する「20件」のアイデアが受賞作品に選ばれましたので、以下に発表いたします。
【お題】
着せ替え可能な新型ランドカーを使って、超絶まちづくりを始めたら、全国区で話題沸騰! 一体、何をした?
※あなたのアイデアによって「新型ランドカーで超絶まちづくり」が実現され、全国区で話題沸騰となっている状況を思い浮かべてください。クレイジー大歓迎!本気のボケを最大評価!思考の安全装置を解除して、あなたは、どこまで突き抜けることができるか!?
着せ替え可能な新型ランドカーとは?
最高速度20km/hの電動スローモビリティ
【全長】約4.3m 【全幅】約1.5m 【全高】約2.0m 【乗車人数】6名
新型ランドカーの特徴
5つの特徴を活かしまくって、超絶なるアイデアを生み出せ!
1Last 1-mile
乗用車とは異なり、限られたエリアで走行する電動車両。ラストワンマイルで力を発揮する。
2Slow
「ゆっくりがいいね」を基本思想とする電動スローモビリティ。最高速度は20km/h。
3Connect
コンセプトは、人と人がつながる「Mobility as a 3rd place」。2列目シートの背面が可動式で、3列目と対面可能。会話が弾む。車外との繋がりも意識してデザイン。
4Customize
目的に応じて、文字通り、着せ替え可能。内装や外装を自由にアレンジ。屋根の取り外しもOK。
5Localize
地元の素材を内装や外装に組み込むことができる。初号機の外装には、地元・静岡県天竜の木材を活用。車両のネーミングも、地域で千差万別。
最優秀賞
MVP
着せ替え可能な新型ランドカーを使って、超絶まちづくりを始めたら、全国区で話題沸騰! 一体、何をした?
移動型ビーチ放送スタジオ(デカムラこと中村克史さん)
愛媛県伊予市双海町に「道の駅 ふたみ」に隣接した「ふたみシーサイド公園」があるのですが、その公園内にビーチを見渡せる800メートルの遊歩道があり、その遊歩道上にランドカーを走らせ『移動型ビーチスタジオ』にして遊歩道を往復移動しながらシーサイド公園に遊びに来ていただいた方に楽しんでいただける公園内ラジオ番組を放送をしてみたいのです。これは低速・低音・無公害で走れて、着せかえレイアウトが可能なランドカーでなければ実現できません。
現在、毎年夏に固定のスタジオにて放送を実施しており、来園客をゲストに迎えて放送していますが、ブースとビーチの距離があるため一体感がありません。そこで、放送ブース自体が遊歩道をゆっくりと移動することで、ゲスト及び来園客との距離感も非常に近くなり、来ていただいた方に楽しんでいただける新しいアトラクションになるものと考えます。
また、その様子をランドカーに設置したカメラからSNSを使ったライブ配信することで、リアルタイムにビーチの模様をお届けし、ビーチの雰囲気をバーチャルに楽しんでもらえるようにします。ちなみに、今までもその遊歩道では『海にもっとも近い人力車』と銘打って「双海人力車(フタミンリキシャ)」という名のビーチ観光人力車を走らせた経緯もあります。
また近々、ふたみシーサイド公園から海にもっとも近いJR駅として観光名所になっている『下灘駅』までの海沿い道路(通称:夕やけこやけライン)約8㎞をガイドをしながら遊覧する「観光トゥクトゥク」を運行する予定です。私は団体ではなく個人で活動しているのですが、伊予市双海町を乗り物を使って、来ていただいた方との距離の近い町おこしを構築していきたいと考えております。
▼審査員講評
新型ランドカーに放送局の機能を積載した移動型ビーチスタジオ! これはイイ!!! お客様と一体感のある触れあいもさることながら、ビーチで「ラジオに出演する!」という体験が刺さりますね。移動型放送スタジオがお客様のもとに近寄り、ある意味で半ば強制的にラジオに出演させてしまうノリは、夏のビーチでの楽しみとしてもフィット感抜群と思います。しかも、出演記念で写真を撮れば、SNSでの配信コンテンツとしてもピッタリ。これを2次的に活用した人と人との繋がりもできそうです。伊予市役所とも掛け合って、やるしかないですね。実現に向けて、現地のご調整よろしくお願いします♪
日本三景・天橋立を渡る新モビリティで、観光客と地元住民の移動を支える複合型MaaSを始めた!(中島広貴さん)
天橋立は京都府北部の観光名所である。松並木が3.6kmにもおよぶ散策道は、観光客だけでなく地元住民も使っている。徒歩もしくは自転車しか通らないこの道に、ランドカーを走らせて、観光客と地元住民の移動を支える複合型MaaSを推進するというアイデア!
内装及び外装には、府北部の地場産業である丹後ちりめん、丹波漆、ヒノキをはじめとする丹州材を活用する。積極的に活用することで、地場産業を振興することもできるだろう。▼審査員講評
実は、今回、天橋立で新型ランドカーを活用するというアイデアは複数ありました。そのような中でも、中島さんのアイデアには車両カスタマイズに関する具体性があったため、最優秀賞として表彰させていただきました。新型ランドカーの大きな特徴の一つは、地域の特色を表現して走行させることです。ご提案のアイデアには、地域性が活かされていると感じました。また、天橋立という舞台は、観光&地域住民の移動手段として新型ランドカーの強みを活かすことができるエリアだということも良く分かります。京都府、宮津市、地域の企業・団体の皆様に、是非このアイデアを持ちかけてみてください!
優秀賞
Silver Award
着せ替え可能な新型ランドカーを使って、超絶まちづくりを始めたら、全国区で話題沸騰! 一体、何をした?
ランドカーでどこでも足湯!(河津勇成さん)
誰でもほっこりつながる代名詞「温泉」。大分県日田市には天ケ瀬温泉という、「別府」「湯布院」と並ぶ豊後三大温泉があります。源泉の温度90度以上と高く、様々なイベントで地域のPRとして源泉を運び足湯や手湯を実施してきました。(最も遠い地域で東京都お台場で実施)
温泉の醍醐味は、温泉の泉質もさることながら、そこから見た風景。日田市の数ある絶景ポイントにコースを設定。そこに、日田杉で改造したランドカーに天ケ瀬温泉を入れて足湯につかりながら、地酒をたしなむ。(※日田には西日本唯一のサッポロビール工場。焼酎のいいちこの蒸留所。地元酒蔵もあり)
絶景ポイントのコースの例としては、
・九州一の大河「筑後川」の川面に沈むを夕陽を見ながら川沿いを周遊。
・江戸時代の街並みが残る重要伝統的建造物群保存地区「豆田町」を楽しみながら周遊
・日田民藝の小鹿田焼の里にて、唐臼の音を楽しみながらゆったり周遊
などなどコースは多数設定可能!
ランドカー―の機動力と温泉のゆったりを融合し話題沸騰間違いなし!▼審査員講評
観光地でランドカーを活用する鉄板アイデアの1つだと思います。足湯を楽しみながらの移動は、プライスレスな体験になること間違いなし。重要になるのは走行ルートですね。強い訴求力のあるコースを複数設定して、観光案内と共に様々なスポットを繋げば面白そう。日田市様からの協業希望のご連絡をいただければ今すぐにでも!
走る茶室「どこでも茶会」(田根地区・地域づくり協議会さん)
田根地区では、今年4/10から4/14まで豪州メルボルン大学生16名と慶大生10名が訪れ、「茶室づくり体験」を行う計画がありました。新型コロナの影響で延期になりましたが、茶室は車で移動可能にするため組立式にする予定でした。
今回、ランドカーのことを知り「車そのものを茶室」にすれば、より簡単に移動ができ、「どこでも茶会」による交流が可能になります。
田根地域は、遠州流茶道の小堀遠州ゆかりの地で、五先賢の1人として小学生を中心にその功績を語り継いでいます。また、当地域は、平成19年から慶応大学やマサチューセッツ工科大学などの学生との交流を重ねてきました。
地域に根付いた茶道を通して、国内外の大学生たちとの交流を深めたいと思います。そして、その重要なツールとして走る茶室「どこでも茶会」を活用したいと考えました。走る茶室を作るところから、交流が始まることを期待しています。▼審査員講評
「走る茶室」という切り口を思いついた時点で勝ちです!一般的には、「茶室が動く?!動かなきゃならないの?」なんて思われるかもしれませんが、走る茶室はイノベーションです。畳敷きの内装、お茶をたしなむ時はちゃんと正座。動いてたらお茶をこぼしちゃうかなーとも思いつつ、それも人と人をつなぐご愛嬌。田根地区はもちろんのこと、お茶所の地域で実現したら、地域ブランディングにも役立ちそうです。
最強の水先案内人は誰だ!? 地域クルージング!(御船 潤さん)
運転役を船長・水先案内人に見立てて、遊覧するコースです。
地域の隠れた名所も再発見。観光ガイドという活用方法もありますが、地域住民の方が愛する地元を再発見する機会とし、また地域学習の一環として子供たちに伝達していく事も目的の一つと据えます。
水先案内人(運転役)は、ヘッドセットマイクを着けて、常に乗員の皆さんに声が届く仕組みにします。また、免許返納している高齢者の方のために、運転役は若者が引き受け、水先案内人(バスガイド役)として助手席に座りながら軽快なトークを展開して頂くスタイルもあります。
降車後には、水先案内人への感謝のコメントと共に、ポイントをプレゼントする仕掛けもあり。その内容は、ランドカーのモニターに表示され、水先案内人の「やりがい」にも繋がります。春夏秋冬の四半期に一度、最も「ありがとうポイント」を獲得した方を、市区町村から「水先案内人マイスター」として感謝状をお送りします。等級制度を設けて一等航海士を目指していく「やりがい」の仕掛け準備も視野に入れます。また、競い合う(競争)のではなく、地域住民同士で「教え合う」シェア(共創)のコンセプトで成り立つプラットフォームの具現化象徴として、新型ランドカーを用いることとします。需要によって行政支援で台数を適正化。交通手段の一つにも成り得ます。また、観光資源化としても全国の市区町村にてこの企画と仕組みをパッケージ導入頂けることにより、全国の高齢者の皆さんの元気を創出する一助とします。
▼審査員講評
観光を中心に、地域住民の方もご利用いただけるアイデアとして好感度◎。演出やねらいの考察も、よく練られていると思います。このアイデアを実現するポイントは、やはりコース設定ですね。乗車する方に、どこの何を見てもらうのか? 全国には様々な魅力的な観光地が沢山あると思いますので、是非ここで実現したら面白い!という深堀もお願いします!
ローカル醸造所とご当地グルメ満喫ランドカー(Kazutoさん)
宮崎市内には、現在3箇所のクラフトビール醸造所と、海外へ名前の知られた宮崎牛の店、地鶏店があります!
クラフトビール醸造所をランドカーで回りながら、途中に地鶏屋、宮崎牛をたべて、宮崎の椰子の木並木道をはしることで、1日で宮崎観光を堪能できます!
県内外、海外の方からも利用されるとおもわれます。また、お店やお酒の宣伝にもなります。
利用料をしっかりいただき、地域で観光事業としても成り立つと思います。
▼審査員講評
クラフトビールのファンの皆様にターゲットを絞ることで、しっかりとご料金も頂きながら、顧客に刺さる価値を提供することができると思います。観光案内付きでゆったり移動しながら地域の魅力に触れる… 環境に優しく静かなグリーンスローモビリティとしての新型ランドカーの特徴を活かせる可能性大です。まずは1台、導入するしかないですね!
里山の自然と風景、歴史文化を見つつ聞きつつ渓流釣り堀まで乗って岩魚釣り、帰りはランドカーの上に乗せた火鉢で岩魚が焼けるのを待ってガブリ!(mamoさん)
長野県木曽郡南木曽町田立地区の神社からスタート。里山の自然と風景、縄文の遺跡や江戸時代の石仏などが続く歴史文化をガイドの解説を聞きつつ眺め、渓流釣り堀へ。岩魚釣りして、その場で捌いてもらって串刺しに。
帰りのランドカー上で、乗せた火鉢で岩魚が焼けるのを待って景色を楽しみながらガブリ。スローなランドカーならではの楽しみです。ちなみに火鉢の中の炭は武澄です!
▼審査員講評
正統派のアイデアながらも、具体的な描写が刺さりました。確かに、歴史的文化遺産等があるエリアであれば、ご提案の形で観光用途のランドカーは活用が見込めそうです。是非、地域ボランティア等のご協力を得ながら実現して欲しいアイデアです!
天橋立で移動休憩所&観光。ついでに地域の足に。(あっちゃんさん)
徒歩や自転車で天橋立を渡り、その長さ不思議さを体感する人は多いですが、何しろ長いので途中に休憩する場所が必要。渡りきれなくなったときには、ちょっと乗れる乗り物があって欲しい。
ビューポイントにちょっとした出店を。
季節によっては海水浴場へ設置も。動く売店、ありがたいです。お客さんのSOSにもそのまま対応でき、売り子も休憩時には最寄の休憩所まで移動してしまえます。現在は往来の交通機関が船だけなので、船が苦手な人も風景を眺めながらゆっくりと往復できます。実は京都府宮津市は天橋立でつながっている、面白い自治体。高齢化が進み、電車に乗ったり、買い物に行くには天橋立を渡るのが早いのです。地域の人の足になりながら、観光客も楽しめる。
▼審査員講評
土日は天橋立を中心とした観光利用、平日には船に変わる地元住民の足として活用。観光&住民利用という両面から富津市のブランディングにも役立ちそうです。極めて実現性の高いアイデアだと思います。
敢闘賞
Bronze Award
着せ替え可能な新型ランドカーを使って、超絶まちづくりを始めたら、全国区で話題沸騰! 一体、何をした?
私事ですが、お祝いパレード致します「勝手にパレードカー」(永吉宏充さん)
プロ野球の優勝パレードに、大相撲の優勝パレード、天皇御即位パレードなど。めでたいことがあると、人はパレードを行う。大勢の人に祝福されながら、ゆっくり道を進むのは、さぞかし気持ちのいいことだろう。いいなぁ~・・・。
そんな嫉妬から生まれたのが、「勝手にパレードカー」である。何でもいい。めでたいことがあれば、誰だって乗れるのが「勝手にパレードカー」だ。横断幕にめでたい内容を書き止め、車体に吊るし、町で勝手にパレードする。彼女ができた、受験に合格した、内定が出た、赤ちゃんが生まれた、ガリガリ君で当たりが出たなど。個人的に祝って欲しいことを一方的に伝え、車内から笑顔で手を振り続けるのだ。
多くの人が祝ってくれるかもしれないし、最悪、全無視されるかもしれない。そんなリスクを抱えながらも、パレードをしたい人を、「勝手にパレードカー」は全力で応援する。
さあ、「勝手にパレードカー」で、日本一お祝いパレードの多い町へ。
▼審査員講評
地域活性化のフィールドは、地方だけでなく都市部も含まれます。勝手にパレードカーは、都市部で地域が楽しくなるコンテンツとしてもイメージが湧きました。「勝手に」「パレード」という組み合わせが秀逸です。これは民間事業の主導で実現できそう。是非、やってみませんか?
芭蕉がまちにやって来た!(美内正博さん)
あたかも茶室であるかのように装飾されたランドカーに、用意された松尾芭蕉風衣装を皆が身につけて乗り込み、のんびりと風を感じ、風景を愛でながら、ふと思いついた句をしたためる。
終着点で皆が一句詠み、良作に選句された人は俳号(名前)を頂く。年間で最も良い句に選句された人は、そのまちの名誉俳人となる。そして、4年に一度、名人戦が開かれるようになり、俳人たちの聖地となる。芭蕉になりきって俳句を読むという異次元体験を味わいつつ、そのまちのファン作りにつなげる。
▼審査員講評
これは、実現された世界のイメージが湧きまくります。ランドカーの特徴をうまくつかんだアイデアだと思います。日本全国、芭蕉にゆかりのあるエリアをゆっくり走行しながら俳句をしたためるという世界観が見えます。また、足が不自由な方でも、外の風を感じながら楽しい時間が過ごせそうです。俳句を詠むことで脳の活性化も!地域の企業・団体のコラボですぐにでも実現できそうな企画だと思います。
新型ランドカーを使って、日本初のオープンエアキャバクラを開店!(ひろさん)
地域では「三密」を避けたキャパクラのニーズが上昇。町内をやっくり回遊しながら、いつもの風景を眺めながら遊べる。
ランドカーだけでなく、嬢も着せ替え自由。外から丸見えのため、帰宅後にかあちゃんにお仕置きプレイされるおまけ付き。
町内の勢力図も一夜にして書き換わる恐れがある諸刃の剣。素人にはおすすめできない。
▼審査員講評
待ってましたー♪ まさに、まちノリ☆WEB大喜利を象徴する、クレイジーなアイデア。最高です。と言いつつ、実はとても秀逸な企画で、社会情勢、人間の本質、新型ランドカーの特性をうまく結びつけています。とても実現性が高く、ニッチながらもブレイクする予感が。表立ってやらせてくれる地域との出会いが全てです。幸運を祈る!
職員が直接ご案内!?出張観光ランド課ー!(堀本高康さん)
市役所・役場・観光協会などの職員がパンフ類、お土産類などを載せたランドカーに乗って観光客を現地でおもてなし!
▼審査員講評
行政職員が自ら街に飛び出して観光をしてしまうというのは、とても良い!その時のシンボルとしての新型ランドカーは、非常に相性が良いと思います。地域の特性をふんだんに取り入れて着せ替えをした外装と内装は、観光客にとっても新鮮味あり。また、職員が現場に飛び出して観光客に触れることで、真のニーズを生で把握する機会にもなるはず。まずは1台、導入くださいね!
親子で発見!ランドカーでとびだせ課外授業参観(はかまたあきさん)
ランドーカーは6人乗りなので、親子3組で1台を使用して課外授業参観へ。親が1人運転を担当、残り5人は後ろに乗ってまちを探検。
①まず事前の授業でこども3人のグループを作って、自分のまちの好きなところ、人に紹介したいところ、自慢できるところを話し合う。その際親世代にも同じことを聞いてきて、合わせて発表しあう。まとまったアイデアをマップにして、課外授業参観用の資料を制作。
②課外授業参観当日。事前に作成したルートマップ通りに出発。自慢ポイント等に移動している間になぜそこがいいのかなどを6人で会話しながら、実際に目でみて触れて親子で体験する。
③課外授業参観終了後は、再度こどもたちのグループミーティング。実際に目でみた自分たちが住むまちのすばらしいことをまとめる。親世代、こども世代それぞれの時代で変わったこと変わらないことなどを知ることができる。
④最後にグループ毎のプレゼン。全グループのプレゼンを聞いて、自分のグループ以外のグループで1番探検してみたいと思うルートに投票する。
⑤最優秀賞に選ばれたグループのルートを再度みんなで探検したり、観光に取り入れてもよい。こども世代が自分のまちを知ることが、未来をつくる。人づくりはまちづくり。自分のまちが自慢になることで地域に貢献する人材をつくっていく。
また、親世代もこども目線で気づかなかったまちの魅力を知ることで、再度発信できるネタを発見するかもしれない。自分たちにとっては当たり前の光景も、他者からみたら特筆すべき魅力、観光資源である可能性に気付くきっかけに。補足
※徒歩でも同じことは可能だが、ランドカーなら歩くという作業がない分会話に集中でき安全で一体感がある。
※この企画は学校区が広い田舎より、学校区内に商店街や老舗店、美術館、寺などがある比較的都会でより効果を発揮するように思う。▼審査員講評
コンセプトが素晴らしい。教育現場にランドカーを投入し、しかも課外授業参観という新しいアプローチ。コンテンツも含めて、きっちり世界観が仕上がっています。普通の自動車でも可能なアイデアかと思いきや、観光面や親子参加という要素を考えると、ゆっくりオープンな環境であるランドカーの特徴を十分に活かせそうです。教育に地域貢献できる人づくりという着眼点や思想を強く感じます。
集落丸ごと堪能クルージングレストラン(滋茶園さん)
レストランの魅力は料理だけではありません。カウンターの奥のキッチンの光景や窓から見える景色も魅力です。そしてお店の方から美味しい料理を構成する素材やその生産者の話を聞くことも楽しみの一つです。
そこで私が考えるランドカーは移動の手段ではありません。ランドカーがまさに食卓となるレストラン、集落丸ごと味わいコース!スタートです。
乗車頂いてまず向かうのは、おばあちゃんが作業する畑です。おばあちゃんの話を聞くもよし、自分で選んで収穫するもよし!前菜の今採れサラダを食べながら、ランドカーはまた集落を移動します。心地よい風がわたる清流を望む場所に着くとまさにそこで取れた鮎が目の前に運ばれてきます。ほろ苦い内臓がことのほか美味しく感じられることでしょう。メインの鹿は仕留めた猟師さんの奮闘記を聴きながら、カマドを眺めながらご飯を、集落自慢のお茶は茶畑を眺めながら。
私が茶農家として活動する山間の集落は高齢化の進んだ小さな限界集落です。一見不便な場所ですが、内側から眺めてみると素朴な日本の原風景とともに、魅了的な食材が身近に豊富にあります。住民も野菜作り名人、釣り名人、猟名人、煮物名人、漬物名人と皆さん何かしらのスペシャリストです。そんな集落の魅力を味わい尽くすクルーズディナーにランドカーが招待します。
▼審査員講評
走行するランドカーの車内で食事!実際やってみたら、どうなるだろう? 結構楽しい? それとも、揺れて大変? いろいろと想像をかきたてられました。地域住民の方々のご協力で実現できそうなレストラン型のランドカーというアイデアは、是非、実現させたいですね。天気の良い日に走行すれば、みんな間違いなく笑顔ですね。是非、このアイデアをやりたい地方自治体さんに立候補してほしい。
お年寄りによる「『スロー運転』日本一、着飾り『わびさび』日本一」を決める大会を実施した。(大河増駆さん)
スピードを競う社会で、老人による交通事故も問題になっています。そこで「あの世へ行くには、ゆっくりがいい」をコンセプトにします。
とにかく、ゆっくり丁寧な安全運転がなによりも評価されます。また、ランドカーは「わびさび」をテーマにいかに奥深く着飾るかがポイントになります。この二つを総合評価して、大賞が決まります。
▼審査員講評
そうきましたか!「あの世へ行くには、ゆっくりがいい」。御意! ゆっくり丁寧な安全運転が評価されるとともに、わびさびという感性も試される。ランドカー道ともいうべき、極みの世界が見えてきます。このアイデアは、安心・安全なモビリティーとしてのランドカーを運転することに誇りを持てる企画として、非常に好感を持ちました。
ショッピングモールのお店全てドライブスルーになった(ぽんたんさん)
ショッピングモールモール内は全てこのランドカーでのみ移動可能。このショッピングモールは歩いて入ることができず、ショッピングモールはコースが作られている。ランドカーは全自動。
気になる店があれば店の前で、「店舗に入る」というボタンを押せば店舗に入ることができる。気になる商品があれば手に取ることができ、ランドカーの「試着」というボタンを押すと外からは見えなくなり、ランドカー内で試着可能。支払いはその場でランドカーから降りることなく可能。
お腹が空いたらフードコートへ行き、駐車可能。ランドカー内で飲食もできる。友達に会えばその友達が乗っているランドカーと連結も可能。4人乗りが8人乗りに変更される。これぞ、次世代ショッピングモールである。▼審査員講評
ランドカーワールドですね!実際にショッピングモールで実施するには、それなりのハードルがあることは事実ですが、街そのものをショッピングモールと見立てると、実は一気に実現性が上がります。観光の要所のエリアのみはランドカーでしか入れないなど、世界観まで含めてしっかり作り込むと、その地域ならではの価値が生み出せると感じました。
謎解きランドカーtravel!!
〜まちに隠された秘宝を見つけろ〜(f.hirokiさん)グループ参加で、みんなで謎解き。はじめに謎解きキットを購入。キットの中に入っている最初の謎を解くと、「〇〇へ行け」と場所が指示。またそこでは新たな課題が。後ろの後部座席でみんなで対面作戦会議。
ヒントはまちの至る所に。ゆっくり走る、ランドカーだからこそのまちの景色の中にヒントが!?
ランドカーの移動だから小さい子供から年配の方まで参加可能!ランドカーならではの、謎解きゲームがいまここにはじまる!!
▼審査員講評
ランドカーを活用したオリエンテーリングですね。移動する時もワイワイガヤガヤ楽しそうな雰囲気が目に浮かびます。子供からご年配の方々まで一緒に楽しめるアイデアだと思います。秘宝を隠す担当をしてみたい!と思ってしまいます。謎解きを進めながら、街の良さを再確認するようなお題がポイントになると思いますが、それを考えるプロセスも楽しそうです。
ランドカーで震災語り部に新しい体験価値を(Sogoさん)
僕はどうしても感謝をしたい旅館の女将がいます。僕の街は、東日本大震災で被災し大きな被害を受けました。僕自身も祖母を亡くしました。立ち直れない中、小さい時から続けてきたラグビーとその女将さんが僕の背中を押してくれました。
僕の町では去年ラグビーワールドカップが開かれて、その希望を持ち前進してきました。しかし、楽しい時間はあっという間に過ぎて今では過疎化してしまったただの街です。
僕は僕の町を活性化させるために、「ラグビー」のレガシーと震災の経験は必須だと考えています。その旅館の女将さんは、震災を経験した、怖い想いをしたのにも関わらず、泊まってくれてるお客様や、外からの来訪者に「語り部」の活動を行なっております。
プレゼンを用いて、動画や写真を用いていますが、僕はこのランドカーに、聞き手がうける価値が増大するのではないかと可能性を感じています。このモビリティで、町を回りながら、語り部をしてもらうことで、海の希望と恐怖を知るだけでなく、その地域の特徴、ラグビーという光を体験できると思っています。
これは普通の車ではなし得ないことで、オープンになっているランドカーだからこそです。是非よろしくお願いします。
▼審査員講評
想いが強く伝わってくる企画で、感銘を受けました。ご指摘の通り、震災を後世に伝える上で、現場を体感しながらメッセージを受け取ることができる「場」として、ランドカーはフィット感が高いと思います。大変貴重な切り口のアイデアに感謝します!
「動く町長室」を開設!(吉田裕史さん)
新型ランドカーが「動く町長室」に変身。
地域のお困りごとをランドカーに乗って、町長と一緒に実地見聞できる。地域課題をスローな速度で粘り強く観察し、じっくり対話することができる。
リアル伴走型の課題発見が始まった。
▼審査員講評
町長が自ら街に繰り出して、現地現場とコネクトする。もう、これは、思い立ったらやるしかないです。企画の趣旨的にも、確かにオープンなランドカーにはぴったりだと思います。是非、町長室に導入を!
その土地のご当地YouTuberにランドカーを預けて企画のバトンリレー(秋さん)
▼審査員講評
ご当地YouTuberにランドカーを託したリレーは、多種多様な切り口のコンテンツが生まれる予感。実際、託されたYouTuberとしても誇りを持てますし、YouTuberならではのユニークな視点で地域を切り取って発信してくれる可能性がありますね!YouTuberプラットフォームとの協業も面白そうです。
総評
新型ランドカーだからこそ実現できる企画か? しかも、新しい価値を生み出す企画になっているか? この絶妙な融合が求められる、極めてハイレベルの大喜利になりました。
また、異なる方々から同種のアイデアが投稿されているケースも散見され、地域のニーズに応える新型ランドカーの価値を再確認する機会になり、まちノリ☆ラボのプロジェクトチーム一同、厚く御礼申し上げます。
優れたアイデアについては、超速プロトタイピングへの展開を考えています。実際に地域の現場でランドカーを活用したい!という地方自治体・民間企業・団体の皆様におかれましては、本ページの「Contact」からお気軽にお問い合わせください。
AWARD
受賞された20名の皆様には、賞に応じて賞品を贈呈いたします。
(ご案内は賞品の発送をもって代えさせていただきます)
ヤマハ発動機の本社で超絶エクスペリエンス!(最優秀賞)
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